平和学習
2022年7月12日 16時08分今日は、午後から、県歴史文化博物館から2名の学芸員さんに来てもらって、平和学習の出前授業をしていただきました。
最初はスライドを使って、今から77~90年くらい前の、日本が戦争をしていたころの世界の様子や日本が戦争をするようになったきっかけを説明してもらいました。国の名前だけではピンとこないことも、地図を見ながら話を聞くと、納得できたようでした。
次は、戦争があったころの生活の様子についてでした。子どもたちが遊んでいたおもちゃの説明がありましたが、双六や動くおもちゃにも戦争の色が良く出ていることが分かりました。
また、当時の通知表や衣料切符も見せてもらいました。学校での勉強が今と違っていたり、食べ物や衣服など生活に必要なものが不足していたことが分かりました。
さらに、当時、実際に松山に落とされた焼夷弾を触らせてもらったり、宇和島に落とされた焼夷弾の影響や、長崎に原爆が落とされる前日に落とされた、同型の爆弾「パンプキン」の影響を写真で見せてもらったりしました。戦争というと広島や長崎がすぐに思い浮かびますが、愛媛もものすごく被害を受けたことが分かりました。
最後に、当時の鉄兜や防空頭巾、もんぺやゲートルを体験させてもらいました。
わずか2時間の勉強でしたが、学芸員の方の丁寧な説明のおかげで、当時の戦争の様子が伝わって来るようでした。
県歴史文化博物館の学芸員さん、大野ヶ原まで来ていただき、本当にありがとうございました。